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<本部町今帰仁村の一般ゴミの処理にかかる費用>

 本部町今帰仁村の生ゴミなどの一般廃棄物にかかる費用をざっと計算してみよう。

  1. 排出された一般廃棄物は、殆どが環境美化センターで、焼却処理されている。この環境美化センターの焼却炉は、1975年に約17億円で建設された。
    現在1997年だから22年間使用しているので、年間約7,700万円かかっている。
    更に、燃料費、人件費等、年間維持費に約1億5,000万円かかるから、あわせて2億2,700万円かかる。
    焼却炉年間維持費=2億2,700万円

  2. これを本部町今帰仁村の総人口約23000人で割ると....
    一人当たり、年間=約9,870円支払っていることになる。

    四人家族なら39,480円、月額にして3,290円である。これは、あくまで、可燃ゴミだけだから、不燃ゴミの処理費をいれるともっと多くなる。

  3. この焼却炉は、1日43tのゴミを焼却できる能力があるが、実際は3日に一度しか燃やさないそうなので、年間約5,160tの処理である。すると、1t当たり43,992円の処理料がかかっているのである。
    1tゴミ処理量=43,992円

 人口が少ない町に大きな焼却炉を約20年毎に建設しなければならないとしたら、大変な負担である。国庫補助もいつまで続くかわからない。いまのうちに、徹底した分別収集、リサイクル社会を作っておかないと、少子化傾向が進むなか、ゴミ処理の費用は重くのしかかってくるだろう。
水分の多い生ゴミを有機肥料化するだけでも、随分焼却炉の負担が軽くなるのではないか。(997/11/11記)




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