例年より作品が少な目だったが、充分な力作ぞろいだった。
特に高校生の作品には、これから先の進路まで覗える気合が感じられた。
小学生の作文や絵画には、素直に伸びてゆく力強さにあふれ、中学生の作品には自我の揺らめきが反映されていた。
幼稚園生の作品の中には、幼児がつぶやきながら描いた言葉を、そのまま絵に
拾い描きしてある作品があり、その子の様子が生き生きと再現されていた。
一般から出展された作品も素晴らしく、随所に人を楽しませる工夫がされ、
作者の情熱がひしひしと伝わって来るものだった。
成長してゆく各時期に、自己表現の手段を磨くことは、これからの人生に大きくプラスしていく。
そして、それを発表する機会があることは町民にとって大きな励みであり、
本部町の文化の質を高めていく確実なステップとなっていることを感じた。
今後の「もとぶ展」の益々の発展を祈りたい。(上田@てくたく山原隊)