ファミテック農園
Q17.
小学校裏山から1g中110ピコグラムは
汚染されているといえるのですか、(1998/05/29−Kさん)
1998年5月27日の読売新聞に東京都八王子市でのゴミ焼却炉近辺のダイオキシン調査結果についての記事がのりました。
そこには調査地点での1グラム中のダイオキシン濃度が記載されていました。
例 1020メートル離れた小学校の裏山の斜面110ピコグラム
ダイオキシンに詳しい更に某薬学部教授による話として
「大都市での土壌でのダイオキシン濃度は大体1gあたり20ピコグラム以下であり、今回の調査結果を見る限りかなり汚染されている」(注 要約です)とありました。
しかし、ダイオキシンに詳しいという知人によれば ダイオキシンなんてどこにでもある。
通常土壌1g中20ピコグラム以下であるというのは出典が怪しい。検査方法も違うのにドイツの基準である1g100ピコグラム以上は危険であるかのような情報をマスコミが流すのはどうか。ということでした。
小学校裏山から1g中110ピコグラムは汚染されているといえるのですか、心配いらないのですか?
近所のことなので心配なのですが。
A17.
現在、特に心配なのは、食物連鎖によって食品中に蓄積されたダイオキシンを摂取することです。
小学校裏山のダイオキシンを直接口の中にいれるわけではありませんから、急に被害が甚大であるということはないと思いますが、これ以上増やさないようにする努力は必要だと思います。
例えば
・塩素が含まれる人工物を買わない使わない(フタや透明パッケージ、プラスチック)
・必要なものだけを買う、いらないものはもらわない
・リサイクルできるものを買う
・生ゴミは水を切って出す。なるべく堆肥化する。
などと身近でできることはたくさんあります。
これを機会に勉強会を作るなり、行政に働きかけるなり、何か行動されてはいかがでしょうか。
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