去る11/25、本部高校の先生方と本部町のゴミ問題やダイオキシン問題などについて様々な方面から話し合いました。 きっかけは「小中高の焼却炉全廃」という文部省通達です。この通達は、「教育現場では、正直いってあまりにも急だったので困惑しています。」とのこと。これまで、各校でゴミを焼却することを奨励さえしてきたのに、準備なしの『全面廃止』だったからです。 しかし、ダイオキシンが市町村の一般ゴミの焼却炉により日々生産され続けていることや、その毒性がごく微量で作用するホルモン撹乱物質であることなどが明らかになるにつれ、教育現場でも何とかこれを取り上げてゆかなければ、と思われたそうです。 先生方もダイオキシンについて非常に良く勉強され、これをどう生徒達に伝えるか、ゴミ問題についてどう具体的に行動するかを現在検討中とのことでした。 先生方は、最近の生徒達が大量消費型社会にどっぷり浸かってゴミがどう処理されているのかなど考えもしないことを心配され、こうした考えをゴミの分別やリサイクル活動、ダイオキシンについての学習等を通して、変えてゆきたいと熱心に話されました。 本部町では、環境美化センターのダイオキシン濃度は11月報告の予定が、未だ報告されていません。またゴミの分別も、可燃ゴミと不燃ゴミの区別だけで再資源化の意識があまりにも希薄です。もっと町役場がすばやく対応しなければどんどん時代に立ち遅れてゆくでしょう。本部町民自身の行動力も問われるでしょう。 本部高校の先生方が核となって本部町のリサイクル運動が盛んになっていってほしいと心から思います。 |