〜朝日新聞1998/05/22朝刊〜
東京23区のごみ処分場の「新海面処分場」について東京都は21日、これまで15年間しかもたないとしていた寿命を30年以上とする、新しい埋め立て処分計画を発表した。不況に加え、全量焼却体制が整ったことで、ごみの処分量が4割に削減されるとした。この結果、東京港内の最後のごみ処分場は2026年度まで使用可能となる見通しとなった。 都の試算では、1997年度から14年間の埋め立て量は約4,500万立方メートル。1991年度に策定した処分計画では、1億1,600万立方メートルとなっており、1億2,000万立方メートルの埋め立てが可能な処分場の使用期間は15年間とみていた。