「最高濃度ダイオキシン検出」



 兵庫県宍粟郡千種町の宍粟環境美化センター焼却灰埋め立て処分場の焼却灰混じりの土壌から、1gあたり64,000pgの全国最高濃度のダイオキシンが検出されていたことが18日、わかった。すでに処分場は閉鎖されているが、宍粟郡広域行政事務組合員の指導を受け、アスファルトで覆うなどの善後策を検討している。
 宍粟郡広域行政事務組合が昨年12月西zっしした調査によると、焼却灰や処分場の中の土壌のうち、

  • 深さ30〜70cmの土壌から−64,000pg/g
  • 深さ70〜100cm土壌から34,000pg/g

    を検出した。また、処分場の下方にある池の滲出水(焼却灰からしみ出す水)では1リットルあたり870pgだった。同事務組合によると、処分場は面積約1万平方メートルで、ゴム状シートを底に敷いて汚水の流出を防ぐ管理型だった。

    〜朝日新聞1998/04/18夕刊〜

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