大和ハウス工業は17日、健康に悪影響があると考えられる揮発性有機化合物(VOC)などを極力減らし、環境に配慮した一戸建て住宅「ベイシア21」を北海道と沖縄を除く全国で発売する。壁紙にはVOCのうちホルムアルデヒドを含まない接着剤を使い、システムキッチンの健在にも放散量の最も少ないものを利用している。窓枠からは燃焼時にダイオキシンの発生源となる塩化ビニールなどもほぼなくした。台所には分別の手間を省く「分別ゴミストッカー」も付け、生ゴミをバイオテクノロジーで肥料として再利用できる。軽量鉄骨プレハブで3.3平方メートル当たり50万円代から。年間2500棟の販売を目指す。
〜朝日新聞1998/04/14朝刊〜
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