都清掃審議会の小委員会は二十五日、二十三区の事業系ごみの処理手数料を現行のキロ当たり二十八円五十銭から、約7%値上げし同三十円六十二銭とすべきだ、との答申案をまとめた。十二月一日に開かれる同審議会で、正式に答申される。 また、現行は無料のし尿などの処理手数料についても、建設現場やイベント会場の仮設トイレなど、事業系のものについては、有料化すべきだとした。 答申案では、ごみ収集業者が都の清掃工場にごみを持ち込む場合の手数料の値上げ幅も定め、現行のキロ当たり十二円五十銭より約十一%高い、同十三円八十七銭とした。さらに業者が収集、中間処理して、最終処分場に持ち込んだ場合の手数料を新たに設けることも盛り込んだ。 二十三区の事業系ごみの処理手数料は、昨年十二月から、それまで無料だった一日十キロまでしか出さない事業所を含め、全面有料化されている。 〜朝日新聞1997/11/26〜
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