〜琉球新報1998/07/07夕刊〜
環境庁は6日までに、国や地方自治体がばらばらに実施してきたダイオキシン調査の測定値などを一つに集めてデータベース化し、インターネットの環境庁ホームページで近く公開することを決めた。
同庁は行政や研究者、市民グループなどの活用を期待している。
データベースには、中央省庁と都道府県、市町村などが1993年度以降実施した千件近いダイオキシンの環境汚染調査結果をすべて入力。@大気、土壌、水質、水生生物など調査対象の分類A測定地点B調査年月日Cダイオキシン測定値―などのデータを一覧表に記載する。ごみ焼却場の排気など発生源の調査結果は対象外。
ホームページからデータを引き出し、表計算ソフトなどを使って測定値の高い順に並べたり、土壌だけの調査結果を抽出するなど目的に応じた使い方が可能。
同庁は「国や自治体の調査結果はこれまでばらばらに公表され、全体状況が分かりにくかった。一つにまとめることで汚染実態が客観的に判断しやすくなる」としており、今後も新たな調査結果が判明するたびに入力し、内容を充実させていく考えだ。
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