〜沖縄タイムス1998/06/09夕刊〜
ダイオキシンの発生源対策として厚生省はごみ処理の広域化計画を打ち出しているが、県も本年度、適正なごみ処理の推進や環境保全対策を進めるためごみ処理広域化計画を策定する。具体的な取り組みはこれからだが、市町村のブロック割りを作成したり、各ブロックごとの処理計画などを年度中に策定したい考えだ。
ダイオキシンは、不完全燃焼によるごみ焼却が最大の発生源といわれている。そのために厚生省は、焼却炉を大型化して24時間連続してごみを燃やすこと(連続炉の活用)を求めている。連続路を維持するためには、一カ所で処理する「広域化」が必要となってくる。
県は厚生省の指針を受けて本年度予算で約 900万円の「ごみ勝利広域化計画策定事業」費を計上。各市町村の意向を聞きながら、年度内に計画案を作る。
広域化の内容案として計画期間を本年度から2007年度に設定し
@広域化ブロック区割りの作成
Aブロックごとの施設整備計画
Bダイオキシン類の現状排出量・将来排出量の維持
C広域化が完了するまでの過度期の対応
などを検討する。
ごみのリサイクルを念願に置いた分別方法の在り方やごみ固形燃料(RDF) の活用についても計画に盛り込む予定。
また、今後、ごみ処理化広域化検討委員会を設置し、市町村の意向調査を実施。市町村ブロック会議などで具体的な計画内容を導き出す予定だ。
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