〜朝日新聞1999/03/23朝刊〜
高濃度のダイオキシン汚染を起こした大阪府能勢町のごみ焼却施設を運営する
豊能郡環境施設組合は、施設周辺で最も人口が密集する北側ニュータウンなどの
土壌や水の調査結果を、22日大阪市内で開かれた府の「ダイオキシン類に関する
環境対策検討委員会」に報告した。ニュータウンと施設の間にある暮坂峠の土壌
で1グラム当たり1000ピコグラム(ピコは1兆分の1)を超える1300ピコグラム
を検出、組合は峠への立ち入りを禁止することを決めた。一方、ニュータウン内
の土壌は最高で60ピコグラムで、環境庁の暫定基準値内だった。 |