〜朝日新聞1998/12/08朝刊〜
三井化学は7日、赤字状態が続いていた、塩化ビニール樹脂原料の塩化ビニールモノマー(VCM)製造事業を来年末までにとりやめ、必要量はVCMの国内最大手、東ソーに生産を委託すると発表した。東ソーは来年6月に、VCMの年産能力を現在の80万トンから 105万トンまで引き上げる設備増強を進めており、委託を引き受けることでコスト競争力の強化を目指す。