〜朝日新聞1998/11/06朝刊〜
大阪府能勢町のダイオキシン汚染問題で、環境庁は5日、ごみ焼却場周辺の住民が、どの程度ダイオキシンの影響を受けているかを調べる「ダイオキシン類長期大気影響調査」を始めた。高濃度汚染を引き起こした同町のごみ焼却施設「豊能郡美化センター」周辺の住宅地で、住民の血液や土壌、大気、食材に含まれるダイオキシン濃度を調べ、人体や環境への影響を総合的に把握する。 調査は、焼却場が集中立地する埼玉県(所沢市など3市1町)と、国内で最悪の土壌汚染が起きた能勢町の住民を対象に実施する。