「ダイオキシンを分析−大阪ガス・三浦工業」



〜朝日新聞1998/07/25朝刊〜

 大阪ガスは、ボイラー・環境対策機器製造の三浦工業(本社・松山市)と共同で、ごみ焼却施設から出るダイオキシン類の採取や抽出作業が簡単にでき、1回当たり65万〜70万円する分析費がほぼ半分ですむ装置を開発した。

 気体の吸着性が高い活性炭素繊維をフィルターの素材に活用し、ちり状とガス状のダイオキシン類を同時に採取する仕組み。

 価格も約20万円と、従来方式の約5分の1にした。量産化でさらに価格を下げる方針だ。

 1時間に200キロ以上を処理するごみ焼却施設は昨年から年に1回、排ガス中のダイオキシン類濃度の測定が義務づけられた。

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